【ウィーン共同】国連薬物犯罪事務所(UNODC)は26日、2024年版「世界薬物報告」を発表し、22年のコカイン生産水準が過去最高の2700トン超に上ったと公表した。22年にコカインを使用したのは推計2350万人。22年に最も使用された薬物は大麻で、過去1年の使用者は推計2億2800万人だったという。  22年は、約2億9200万人が薬物を使用。推計1390万人が注射で薬物を使ったと指摘。注射による薬物使用が、C型肝炎がまん延する重要な要因になっていると訴えた。エイズウイルス(HIV)の感染リスクも高まると強調した。  アヘンについては、ミャンマーが23年の最大生産国に浮上した。


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