【ブリュッセル共同】欧州中央銀行(ECB)は26日、欧州連合(EU)の単一通貨ユーロの導入を目指すブルガリアがユーロ圏の加盟基準に達していないとする報告書を公表した。ロシアのウクライナ侵攻を背景にした物価高騰が響き、インフレ率が基準内に収まらなかった。  欧州メディアによると、ブルガリアは2025年1月のユーロ導入を目指していたが、延期は避けられない。  ECBによると、ブルガリアの24年5月までのインフレ率は年平均で5・1%に達し、加盟の基準とする3・3%を大きく上回った。一方で、財政赤字の規模や中央銀行に関連する法制度は基準を満たすとの見解を示した。


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