26日、ボリビア・ラパス中心部にある政府の建物の外に集まった軍関係者(AP=共同)

 【サンパウロ共同】南米ボリビアで26日、政府所在地ラパスにある大統領府に軍が一時押し入った。アルセ大統領が「クーデターに直面している」と緊急声明を発表後、軍は撤退した。クーデターを試みたが、未遂に終わったとみられる。ロイター通信などが伝えた。  これまでのところ死傷者は伝えられていない。軍は司令官を解任されたスニガ将軍が率いていたとみられる。スニガ氏はアルセ氏の退陣を求めていたとの情報もある。  ボリビアでは、2019年に当時のモラレス大統領が選挙の不正疑惑で辞任し国外に亡命した。20年の大統領選でモラレス氏の後継候補アルセ氏が当選した。


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