【テヘラン共同】イランのライシ大統領が5月にヘリコプター事故で死亡したことに伴う大統領選の投票が28日に行われる。立候補者は4人で、世論調査によると改革派1人と保守強硬派2人の三つどもえの争い。国際協調重視の改革派に勢いが出ている。欧米と対立を深めたライシ師の保守強硬路線が継続するかどうかが注目されている。  大勢判明は29日以降の見通し。投票開始までに保守強硬派が候補者を一本化できるかどうかが焦点で、過半数票を得た候補者がいない場合、上位2人による決選投票が7月5日に実施される。  政府系世論調査機関「ISPA」が26日に発表した内容によると、改革派ペゼシュキアン元保健相(69)が支持率33・1%で首位となった。保守強硬派のジャリリ最高安全保障委員会元事務局長(58)が28・8%、同ガリバフ国会議長(62)が19・1%。  ペゼシュキアン氏の知名度は高くないが、保守強硬路線に対する批判の受け皿になったとみられる。保守強硬派内ではジャリリ氏とガリバフ氏の候補者一本化を求める声が上がっている。


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