パレスチナの地元メディアは27日、北部ガザ市でイスラエル軍が激しい空爆と砲撃をともなう地上部隊による攻撃を行ったと伝えていて、地元の救急当局は7人が死亡し、多数のけが人が出ているとしています。

イスラエル軍はこの地域の住民に退避通告を出したとしていますが、ロイター通信が配信したガザ市で撮影された映像では、けがをして頭から血を流す子どもや、白煙があがるなか、住民が逃げ惑う様子が確認できます。

ガザ地区の地元当局は27日、過去24時間に47人が死亡し、これまでの死者が3万7765人にのぼったと発表しています。

また、イスラエル軍と隣国レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとの間でも攻撃の応酬が続いています。

こうしたなかイスラエル軍は27日、ヒズボラとの戦闘に備えて、山岳地帯などさまざまな状況を想定して行われた地上部隊による訓練の映像を公開しました。

イスラエルメディアはレバノン国内での作戦を念頭においた訓練だと伝えていて、事態が悪化することへの懸念が高まっています。

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