中国の江蘇省蘇州市で日本人の親子らが切りつけられた事件で、親子をかばって被害に遭った中国人女性が死亡しました。

バス会社従業員の胡友平さん(54)は6月24日、蘇州市で日本人学校のスクールバスを待っていた日本人の母親と未就学の男の子が、刃物を持った男に切りつけられた際、身をていして男に立ち向かいました。

胡さんは男に複数回刺され、病院に搬送されましたが、26日、死亡が確認されました。

今回の事件を受け、28日午後、中国の日本大使館で金杉憲治大使が「日本政府、日本国民を代表し、その勇気ある行動に改めて深い敬意を表するとともに、心からのお悔やみを申し上げます」と哀悼の意を述べました。

日本大使館と上海総領事館では、胡さんを追悼するため半旗が掲げられています。

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