【ニューヨーク共同】国連は28日、2030年までの達成を目指す「持続可能な開発目標(SDGs)」の進捗状況を公表した。135項目のうち「達成、もしくは順調」と評価されたのは17%にとどまり、グテレス事務総長は「落第点だ」と危機感をあらわにした。  評価方法が一部変更し、単純比較はできないが、昨年も138項目のうち「順調」と評価されたのは15%だった。  米ニューヨークの国連本部で記者会見したグテレス氏は、世界は「平和の確保、気候変動への対抗、国際金融の強化に失敗」していると指摘。「貧困を終わらせ、地球を守り、誰一人取り残さないという約束を決して手放してはならない」と述べた。


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