ネタニヤフ首相“すべての人質を取り戻すまで戦い抜く”

イスラエル軍は30日もガザ地区の各地でハマスへの攻撃を続け、地元メディアはこのうち北部では4人が死亡したほか、イスラエル軍が農地を破壊したなどと伝えています。

地元の保健当局はこれまでに3万7877人が死亡したと発表しました。

ネタニヤフ首相は30日、北部や南部のラファを含むガザ地区全域で軍事作戦を行っていて、連日、数十人の戦闘員を殺害しているなどとした上で、ハマスを壊滅させすべての人質を取り戻すまで戦い抜くと改めて強調しました。

ネタニヤフ首相は先月下旬、イスラエルメディアとのインタビューでガザ地区での激しい戦闘が近く収束するとの認識を示しましたが、その後も軍事作戦は続き、犠牲者の増加に歯止めがかかっていません。

一方、ヨルダン川西岸のパレスチナ暫定自治区でもイスラエル軍による空爆で1人が死亡、5人がけがをしたと地元当局が発表しました。

さらにイスラエル軍と、ハマスに連帯を示す隣国レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとの攻撃の応酬も続いていて、緊張した状況となっています。

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