メキシコ大統領選が6月2日に実施され、クラウディア・シェインバウム前メキシコ市長(62)が初当選しました。「マチスモ(男性優位主義)」が根強いメキシコで、女性大統領が初めて誕生しました。
- 「トランプの当選」ロシア・突撃兵は願った 「鳥」におびえた毎日
- 台湾・日本に逃れても見えない明日 香港市民が問う「守るべきもの」
メキシコでは近年、麻薬組織が強大な力を持ち、多くの市民が事件に巻き込まれています。治安改善が喫緊の課題となっています。
欧州連合(EU)加盟27カ国で実施された欧州議会選(定数720)が9日に開票され、EUに懐疑的な右翼政党などの会派が躍進しました。「自国第一主義」を掲げる勢力が力を増したことから、ウクライナ支援への影響を懸念する声も出ています。
主要7カ国首脳会議(G7サミット)が13~15日にイタリアで開かれ、ウクライナに対する500億ドル(約7兆8500億円)の支援を打ち出しました。
15~16日には、「ウクライナ平和サミット」がスイスで初めて開かれました。ウクライナの主権や領土保全を確認する「共同声明」が採択されましたが、ロシアと関係を保つグローバルサウス諸国などが同意せず、全会一致にはなりませんでした。
ロシアのプーチン大統領は19日、北朝鮮を訪れ、金正恩(キムジョンウン)総書記と首脳会談を行いました。安全保障や経済など幅広い分野で協力する条約に署名。プーチン氏は会談後の記者発表で、両国は「独立した外交政策を行い、脅迫や命令は受け入れない」と主張。ロシアメディアによると、金氏は首脳会談後に開かれた晩餐(ばんさん)会で、「条約が朝ロの同盟関係を100年にわたり確実に保証し、安全保障をより確実なものにする」と歓迎しました。
パレスチナ自治区ガザへの攻撃について、イスラエルのネタニヤフ首相は23日、イスラム組織ハマスとの「激しい戦闘の局面はまもなく終わる」との見通しを示しました。そのうえで軍部隊の一部を、レバノン南部を拠点とするイスラム教シーア派組織ヒズボラとの攻撃の応酬が激化している北部国境に移すことを明言しました。
11月の米大統領選に向けた1回目のテレビ討論会が27日に開かれました。バイデン大統領(81)とトランプ前大統領(78)が直接意見をぶつけ合うのは4年ぶりです。経済や中絶、移民問題などについて論戦が繰り広げられました。
6月の国際ニュースを写真で振り返ります。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。