【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領と中国の習近平国家主席は3日、上海協力機構(SCO)首脳会議が開催されるカザフスタンの首都アスタナで会談した。中ロ首脳会談は5月に北京で行われて以来。両首脳はSCO加盟国との協力関係強化や、対立を深める米国の「一極支配」に対抗する強固な結束をあらためて確認する見通し。  プーチン氏は3日、トルコのエルドアン大統領と会談。昨年9月以来となる会談の冒頭でエルドアン氏は、プーチン氏に近い将来のトルコ訪問を招請した。  2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻後、トルコは同年3~4月にかけて両国の停戦協議の仲介役となった。プーチン氏はこの時の停戦合意案が「交渉の基礎になる」と今年5月に発言。会談ではウクライナ問題も協議テーマになる。  トルコ仲介の停戦合意案ではウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟断念を意味する「ウクライナの恒久的な中立化」などが盛り込まれていたとされる。


鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。