フランスの国民議会総選挙の決選投票が行われ、1回目の投票で第一党に躍進した極右「国民連合」が第3位に後退しました。

パリオリンピックを前に、マクロン政権に対する不満が現れた形です。

地元メディアによると、7日の決選投票の議席は確定し、左派連合「新人民戦線」が182議席で最多議席を獲得しました。

一方、1回目の投票で第一党に躍進した極右「国民連合」は143議席で、第3位に転落しました。

背景には、危機感を募らせた左派と与党連合が200を超える選挙区で候補者を一本化したことが挙げられます。

国民連合支持者:
がっかりだ。変化を望んでいたのに、もうありません。

左派連合支持者:
予想外の結果で素晴らしい。今後は左派全体を束ねる良いリーダーを見つけるだけだ。

パリ市内では市民と警察が衝突する騒ぎが起きている他、アタル首相が辞意を表明するなどオリンピックを目前に控えるフランスは当面混乱が続きそうです。

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