クエルポ経済相は7月4日に都内で開かれた経済フォーラムに参加するため来日した際、インタビューに応じました。

この中で、クエルポ経済相は、スペインは発電に占める再生可能エネルギーの割合がおよそ6割と高く、太陽光や風力といった分野で高い技術力を有する企業がビジネスを展開していることを紹介しました。

そのうえで「日本からの直接投資の残高は非常に高い水準となっている。この関係をより促進していきたい」と述べ、再生可能エネルギー分野を中心にさらなる投資に期待を示し、日本企業のスペインへの進出を政府として後押ししていく考えを示しました。

一方、スペインでは外国人観光客が去年、8500万人余りとコロナ禍前の水準を超え、観光地などに旅行者が集中することで地元住民の暮らしに影響が出るオーバーツーリズムの問題を抱えています。

これについて、クエルポ経済相は「観光は持続可能でなくてはならず、悪影響を最小限に抑えなければならない。さまざまな行政機関と協力しながら、バランスのとれた方策を見つける必要がある」と述べ、地方自治体などと連携しながら対策を検討していくことが重要だという考えを示しました。

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