ウクライナの首都キーウの当局によりますと、8日午前、市内中心部の7つの地区で、迎撃したミサイルの破片が落下し、火災が起きるなどして少なくとも7人の死亡が確認されたということです。
けが人も複数いるとしています。
被害を受けた建物の中には小児科の病院も含まれていて、当局は被害の状況を確認しています。
NHKの取材班が拠点にしているキーウ市中心部にあるホテルからも、複数の場所で黒い煙があがっているのが確認できました。
キーウ市内には、1時間半以上にわたって防空警報が出され、日本時間の8日午後5時半ごろに解除されました。
キーウ市では、6月30日にもミサイルの破片で集合住宅が被害を受けましたが、死者が出るような事態はしばらく起きていませんでした。
ゼレンスキー大統領は、8日に自身のSNSで、ロシア軍がキーウなど複数の都市に大規模なミサイル攻撃を行い、集合住宅やインフラ施設、小児科の病院などが被害を受けたと明らかにしました。
そのうえで「全世界があらゆる決意を持ってロシアの攻撃に終止符を打たなければならない」と、ロシアのプーチン大統領を改めて強く非難しました。
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