地雷除去機を見るクリメンコ内相(左から2人目)と松田邦紀駐ウクライナ大使(右端)=9日、キーウ郊外(共同)

 【キーウ共同】ウクライナの首都キーウ(キエフ)郊外で9日、国際協力機構(JICA)を通じウクライナ非常事態庁へ日本製の地雷除去機4台が初めて引き渡された。計22台が届けられる予定で、クリメンコ内相は「300人超が地雷で犠牲になった。除去機は命を救うだろう」と謝意を示した。  非常事態庁によると、緊急性を考慮し、まずは東部ドネツク州と南部ザポロジエ州の前線付近で地雷の撤去に当たる。  地雷対策は日本が重点を置く支援分野。地雷処理の経験が豊富なカンボジア政府とも連携し、同庁職員の訓練を実施してきた。  今回提供された油圧ショベル型の除去機は「日建」(山梨県南アルプス市)が製造した。


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