秋のアメリカ大統領選挙をめぐっては、先月行われたテレビ討論会を受け、バイデン大統領に対し健康への懸念から、選挙戦からの撤退を求める声が民主党の一部からも出ています。
こうした中、トランプ前大統領は9日、テレビ討論会後としては初めてとなる集会を南部フロリダ州で行い「世界中の人にバイデン氏が大統領としての資質があると証明するため、今週、再び討論しよう」と呼びかけました。
そして「民主党はパニックに陥っているが、実のところ、誰が候補者になろうがかまわない。なぜなら、誰であっても圧倒的勝利を収めるからだ」と述べ、選挙戦に自信を示しました。
集会ではトランプ氏がバイデン氏にゴルフでの対決を提案する場面もあり、これに対し、バイデン陣営は声明で「トランプ氏の悪ふざけにつきあっている暇はない。バイデン氏はアメリカを率い、自由世界を守るのに忙しい」とはねつけました。
政治情報サイト「リアル・クリア・ポリティクス」によりますと、テレビ討論会のあと、バイデン氏とトランプ氏の支持率の差は3ポイント余りに広がっていて選挙戦への影響が注目されます。
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