NATO=北大西洋条約機構の首脳会議に出席するためアメリカを訪れている岸田総理大臣は、同じく現地を訪れている韓国のユン・ソンニョル大統領と、日本時間の11日朝会談しました。

冒頭、岸田総理大臣は「現下の国際情勢を踏まえれば、日韓首脳が堅固な信頼関係と戦略的な問題意識を共有する中で緊密に連携を図ることは意義深い。北朝鮮情勢など最近の安全保障環境や国際的な諸課題を中心に率直な意見交換をしたい」と述べました。

会談で岸田総理大臣は、先月のロシアと北朝鮮による首脳会談について、地域の安全保障への影響という観点で深刻に憂慮すべきだと強調し、両首脳は日米韓3か国が今後も緊密に連携していくことで一致しました。

また、ヨーロッパとインド太平洋の安全保障は不可分だとの認識を共有し、NATOとの連携を深めていくことも申し合わせました。

そして日韓国交正常化から来年で60年となるのを踏まえ、両国の関係をさらに飛躍させていくことを確認しました。

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