アメリカの首都ワシントンで開かれていたNATOの首脳会議に出席したハンガリーのオルバン首相は11日、南部フロリダ州にあるトランプ前大統領の自宅「マー・アー・ラゴ」で会談しました。

オルバン首相はロシア寄りの姿勢で知られ、今月、プーチン大統領、それに中国の習近平国家主席と相次いで会談しました。

また、ゼレンスキー大統領と会談した際にはロシアとの一時的な停戦と和平交渉の開始を検討するよう提案し、ウクライナ情勢の仲介に向けた動きをみせています。

会談後、オルバン首相はSNSにトランプ氏との会談もその一環だとして「平和を築く方法について話し合った。トランプ氏が解決するだろう。それがきょうのいいニュースだ」と投稿しました。

トランプ氏もその後、SNSに「平和がすぐに必要だ。始まるべきでなかった戦争であまりに多くの人が犠牲になっている」と投稿し、ウクライナ情勢をめぐり和平などについて協議したとみられます。

今回の会談をめぐってはドイツのショルツ首相が「オルバン氏はEUを代表して行動してはいない」とけん制するなど、批判が広がることも予想されます。

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