トランプ前大統領が機密文書を持ち出した罪に問われている裁判について、連邦地裁は起訴を棄却しました。

トランプ氏は大統領退任時に、ホワイトハウスから機密文書を自宅などに持ち出したとしてスパイ防止法違反などの罪に問われています。

これについてフロリダ州の連邦地裁は15日、起訴を棄却しました。

捜査を主導するスミス特別検察官の任命について、「違法性がある」としています。

判断を受けて、トランプ氏は「他の事件も棄却されるべきだ」との考えを示しました。

現地メディアは、「トランプ氏が正式に大統領候補となる共和党大会の初日に、裁判所が法的な脅威を取り除いた」と報じていて、返り咲きを狙うトランプ氏にとって追い風となった形です。

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