【ウッドストック共同】欧州連合(EU)加盟国と近隣諸国の新たな連合体「欧州政治共同体(EPC)」の第4回首脳会合が18日、英南部ウッドストックのブレナム宮殿で開かれた。英政府によると、ロシアの侵攻が続くウクライナのゼレンスキー大統領を含む47人の首脳らが集まり、同国への支援継続や不法移民対策などを協議した。EUを離脱した英国での開催は初めて。 14年ぶりの政権交代を実現した労働党のスターマー首相が主催した初の国際会議。スターマー氏は会合で「ロシアの脅威は欧州全土に及んでいる」と強調し、ウクライナへの揺るぎない支援を確認するよう訴えた。 ゼレンスキー氏は「(欧米供与の)兵器の使用制限が少ないほど、ロシアは和平を求めるようになる」と主張し、改めてロシア領内への攻撃に関する制限緩和を求めた。 スターマー氏はEU離脱で冷え込んだEUと英国の関係再構築も図り、連携強化の方針を打ち出した。双方の協力は「平和や安全、繁栄、全国民のために有用な手段だと信じている」とし「欧州との関係をリセットする」姿勢を鮮明にした。
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