武見厚生労働大臣は、中国が主催する保健分野の国際フォーラムに出席するため、19日までの3日間、北京を訪れました。

武見大臣は、習近平指導部のメンバーで公衆衛生の専門家として知られる北京市トップの尹力書記らと会談し、両国が直面する高齢化社会への対応などについて意見を交わしました。

武見大臣は19日に北京で行われた記者会見で「日本と中国は隣国であり、双方ができるかぎり互いの協調関係の維持発展を行うべきだ」と述べました。

中国による日本産水産物の輸入停止など、両国間に課題が山積する中、日本の閣僚が中国を訪問するのは去年4月の林前外務大臣以来、1年3か月ぶりです。

中国には19日から自民党の森山総務会長が訪れるほか、7月22日からは海江田衆議院副議長が与野党の衆議院議員とともに訪れる予定で、政界の要人による訪問が続きます。

これについて中国外務省の林剣報道官は、17日の記者会見で「日本の各レベルとの交流を重視しており、意思疎通を通じて中日関係の改善と発展を推進することを望む」と述べ、関係改善に前向きな姿勢を示しました。

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