大阪・関西万博は、電子チケットか紙チケットで入場することになります。

ただ、混雑を避けるために事前の来場予約が不要な紙チケットを持っている人は入場を開始できる時間が遅くなるということです。

来年の大阪・関西万博には1日で最大23万人が訪れる想定で、主要なアクセス手段となる大阪メトロ・中央線は何も対策を講じない場合、ピーク時の混雑率が140%になると予測されています。

そこで当初は、事前に来場日時の予約が必要な「電子チケット」のみを販売し、来場者数をコントロールすることが検討されていました。

しかし、購入の手続きが複雑だという声が上がっていたことなどを受けて、6月、コンビニや旅行代理店などで「紙チケット」も販売することが決まりました。

19日、来場者のアクセスの検討会で、日付の予約が不要な「紙チケット」の利用は、朝のラッシュ時間帯を避けた午前11時以降に限定する方向で調整を進めていることが明らかとなりました。

【博覧会協会 淡中泰雄交通部長】「紙チケットの需要(利用者)が乗ると、メトロ輸送力、ゲート処理能力がだんだん追いつかなくなる可能性もある。安全にお客さんを受け入れられるところがどこなのか」

博覧会協会は、前売り券の販売状況を見ながら、今年の秋までに紙チケットの運用方法を確定させたいとしています。

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