パリオリンピックは、夏の大会としては初めて競技場の外で開会式が行われる予定で、選手が船に乗ってパリ市内の中心部を流れるセーヌ川をパレードします。

開幕まで1週間となった19日、式典に携わる芸術チームの責任者らが、セーヌ川を一望するホテルのテラスで会見を開きました。

この中で、開会式の芸術監督を務める演出家のトマ・ジョリー氏は「開会式が選手たちの華やかさと、芸術的な情景などを織り交ぜた一つの大きな作品になることを期待している」と述べ、セーヌ川を舞台に、スポーツと芸術を融合させた壮大な開会式にしたいという考えを示しました。

具体的な内容は明かしませんでしたが、式典のねらいについて、ジョリー氏は「互いを愛し、自らを愛せると伝える場になるだろう。私たちに共通する人間性をたたえることが大切だ」と述べ、普遍的なメッセージを発信する場にしたいと抱負を語りました。

大会組織委員会によりますとオリンピックとパラリンピックの開会式と閉会式は、参加選手のほかに合わせておよそ3000人のアーティストが参加する大規模なものになるということです。

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