【北京共同】中国の北京ハーフマラソン組織委員会は19日、今月14日の大会で優勝し、八百長疑惑が取り沙汰された中国の男子マラソン記録保持者、何傑選手の大会記録を取り消すと発表した。中国メディアが伝えた。ペースメーカーを務めた外国籍の3人が招待選手として出場していたことを理由としている。  大会結果は1時間3分44秒で優勝した何選手に続き、ケニア人選手ら外国籍の3人が1秒差で同着2位だった。3人がゴール直前に何選手に先を譲ったように見える映像が大会後にインターネット上で拡散し、八百長ではないかと疑問が噴出した。  ペースメーカーの3人は大会スポンサーのスポーツメーカーの推薦を経て招待選手として出場していた。何選手はこのメーカーの契約選手で、メーカー側は「登録手続き上のミス」だとして謝罪した。3人も大会記録を取り消された。  何選手は昨年の杭州アジア大会で優勝したほか、新華社電によると今年3月の無錫マラソンで2時間6分57秒で国内記録を更新した。


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