20日、中国の首都北京の空港に到着したのは、パリオリンピックに参加する北朝鮮の選手団およそ20人です。

選手たちは胸に北朝鮮の国旗がついた白いジャケットに、青いスカートやパンツ姿で、報道陣の問いかけには終始無言でした。

また、選手団には北朝鮮のオリンピック委員会の委員長を務めるキム・イルグク体育相が、同行していました。

北朝鮮は2016年のリオデジャネイロ大会のあと、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を理由に、前回2021年の東京大会には参加せず、夏のオリンピックへの参加は8年ぶりです。

北朝鮮のオリンピック委員会は「わが国の尊厳を高くとどろかし、人民を鼓舞する」として、スポーツの国際大会でメダルの獲得数を増やす方針を打ち出しており、オリンピックへの参加を通じても国威発揚を図る思惑があるとみられます。

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