北朝鮮の朝鮮中央通信は21日、パリ五輪に参加する選手団と金日国(キムイルグク)体育相を団長とする北朝鮮のオリンピック委員会の代表団が20日に空路で平壌を出発したと報じた。北朝鮮は新型コロナウイルスからの選手の保護を理由に2021年の東京五輪には参加しておらず、夏季五輪への出場は8年ぶり。

 韓国の聯合ニュースによると、18日時点で登録された選手はレスリングや卓球など16人。南北が融和ムードだった18年に韓国・平昌(ピョンチャン)で開催された冬季五輪では、女子アイスホッケーで五輪初の南北合同チームが実現した。一方で昨年末以降、北朝鮮は韓国を「敵対国」と位置づけるなど、南北間の緊張が高まっている。(ソウル=太田成美)

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