スペイン・バルセロナでは、今、オーバーツーリズムにより地元住民の生活が脅かされているとして、住民たちの不満が爆発している。
観光客に“水鉄砲攻撃”
スペインの人気観光地・バルセロナで、カラフルな水鉄砲を持ち、放水する地元住民。なかには、大声を張り上げ、拍手する人もいる。
この記事の画像(11枚)銃口の先にいたのは観光客だ。観光客は水をかけられ、慌ててその場を離れた。
これは地元のお祭りなのか?聞こえてきたのは「観光客は帰れ!観光客は帰れ!」という声だった。実はこれは、住民たちによる“怒りのデモ”だった。
世界遺産「サグラダ・ファミリア」で有名なバルセロナは2023年、約2600万人もの旅行客が訪れた世界有数の観光地だ。
今、バルセロナでは、多すぎる観光客による弊害、いわゆるオーバーツーリズムによって地元民の生活が脅かされているという。
日本でも京都などの有名観光地などを中心にオーバーツーリズムが問題になっているが、バルセロナでは住民の生活が脅かされているとしてデモにまで発展した。
特に観光客向けの民泊施設が増え、住宅不足と家賃の高騰が加速し、地元住民たちが抗議運動を開始。観光客に水鉄砲で水をかけていたのだ。
バルセロナの市長は、観光税の引き上げや、クルーズ船の乗客人数を制限するなどの対策を発表している。
(「イット!」 7月15日放送より)
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