21日、パリ市内で会見したエスタンゲ会長は、100年ぶりとなるパリでのオリンピック開催について『近代オリンピックの父』と、呼ばれるフランス出身のクーベルタン男爵に触れたうえで「フランスはオリンピックの理念と密接につながっている。選手を中心に据え、特別でユニークな大会にしたい」と述べました。

また、競技会場の準備はすべて順調に進んでいるとして、開会式やトライアスロンなどの会場となるセーヌ川の水質について「ここ数週間、水質は良好で、水位も落ち着いている。すべての指標で問題がない」と述べ、開会式や競技は予定どおり行えるという見通しを示しました。

さらに、大会の警備状況について問われると「安全が大会の最優先事項だ。その上で祭典としての大会のコンセプトを作り上げた」と述べ、警察や軍、それに民間の警備会社に加え、およそ40か国から応援要員を受け入れるなど、国際的にも連携しながら安全な大会を実現すると強調しました。

パリオリンピックには200余りの国と地域などからおよそ1万500人の選手が参加する見込みで、今月26日にセーヌ川で行われる開会式に先立って24日から一部の競技が始まります。

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