北朝鮮の朝鮮中央通信は24日、ベラルーシのルイジェンコフ外相が23日に平壌に到着し、崔善姫(チェソンヒ)外相との夕食会に出席したと報じた。崔氏はロシアの同盟国であるベラルーシについて、「共同の理想と目的に向かうベラルーシとの関係を全面的に拡大、強化する」と強調した。

 ルイジェンコフ氏は、「ルカシェンコ大統領と金正恩(キムジョンウン)総書記が深い関心を払う両国関係を、相互の信頼と尊重、利害に基づいて深化、発展させていく」と応じた。ルイジェンコフ氏は26日まで北朝鮮に滞在する。

 ベラルーシの外務次官も4月に平壌を訪問し、高位級の往来の強化や、経済・文化面での協力の促進で合意していた。

 北朝鮮はロシアとの有事の際の軍事的な支援を盛り込んだ新条約を6月に結んだ。ロシアの同盟国とも関係を深め、米国への対抗で連携する勢力を拡大する狙いがあるとみられる。(ソウル=太田成美)

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