首都ロンドンの議会前広場に24日、設置されたのは、ウクライナ国旗をイメージして青と黄色で塗った「487」という数字のパネルで、おととしの侵攻開始以来、今月8日までに亡くなったウクライナのアスリートの人数を示しています。

周囲にはバドミントンのラケットやスケートボードなど真っ黒なスポーツ用具も並べられ、亡くなったアスリートたちが取り組んでいた競技をあらわしています。

亡くなった487人の中には、2016年のリオデジャネイロ大会に出場した選手や、オリンピックへの出場を目指していた11歳の新体操の選手が含まれるということです。

広場には2008年の北京大会に出場したウクライナのレスリング選手、オクサナ・ラクラさんも訪れ「アスリートたちはまだ戦争の最前線にいます。戦争が始まって以来、多くのスポーツ施設が破壊され、国を代表するために練習する場所もあまりありません」と訴えていました。

イギリスのラミー外相は「亡くなったアスリートに追悼の意を表する。われわれはウクライナの自由への戦いを支援しなければならない」とコメントし、オリンピック期間中もロシアの軍事侵攻が続くなか、ウクライナを全面的に支援する姿勢を強調しました。

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