【エルサレム共同】イスラエル軍は25日、イスラム組織ハマスがパレスチナ自治区ガザ南部ハンユニスの地下20メートルにあるトンネルで人質を拘束していたと主張した。トンネルは軍が指定した「人道地区」内にあり、24日にこのトンネルで住民と兵士計5人の遺体を収容したという。軍は「ハマスは人道地区を悪用している」と非難し、同地区への攻撃を正当化した。 軍は22日以降、ハマスがロケット弾などを発射しているとして「人道地区」を含むハンユニスへの攻撃を強化。ガザ当局は24日までに129人が死亡したと発表した。中東メディアによると25日の死者は約30人。4日間で計150人以上が犠牲になったとみられる。ハマス系列メディアによると北部ガザ市や中部ヌセイラトにも攻撃があった。 一方、ハマスに連帯を示すイエメンの親イラン武装組織フーシ派の指導者はテレビ演説で「反撃は近い」と述べ、イスラエルを警告した。イスラエルは19日に商都テルアビブで1人が死亡した無人機攻撃の報復として、20日にフーシ派支配地域の港周辺を空爆した。
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