パリオリンピック開幕を目前に控えたフランスで、高速鉄道の複数の設備が放火された事件を受け、当局はドローンなどを使い沿線の警備を強化しています。
フランスの高速鉄道TGVの3つの路線で25日夜、線路脇にあるケーブルなどの設備が放火されました。
捜査当局は、組織的な犯行とみて捜査するとともに、鉄道警察40チームを配備し、ドローンを使って地上と上空からの監視を強化しています。
一方、フランス国鉄は、数千人の職員を投入して復旧作業にあたっていますが、運行の混乱は続いていて、今週末にかけて80万人に影響が出るとみられています。
駅の利用者は「精神的に疲れます。どうしたらいいかわからない」と話していました。
フランス国鉄は、オリンピックの全ての選手団らの輸送は保証されるとしているほか、IOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長も「全ての対策は講じられている」と述べ、これまでのところ大会に影響はないとの認識を示しました。
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