ハマスへの攻勢を強めるイスラエル軍は27日、ガザ地区中部にある学校を攻撃したと発表しました。

敷地内にハマスの拠点があり戦闘員が潜んでいたとしていて、住民の被害を軽減するための数々の対応を取った上での攻撃だったなどと主張しています。

一方、地元当局は学校の敷地内にある野外病院が空爆されたとしていて、イスラエル軍が新たな虐殺を行ったなどと激しく非難しています。

現地の保健当局は、この攻撃で30人が死亡、100人以上がけがをしたとしています。

また、イスラエル軍が一部の地域に対して、新たに退避を通告した南部のハンユニスでもイスラエル軍による攻撃で23人が死亡したとしています。

NHKガザ事務所がハンユニスにある病院で撮影した映像には、けがをした人たちが次々と運び込まれてくる様子が記録されています。

病院を訪れた男性は「住民が買い物をしていたところ空爆が起きた」などと話していました。

地元の保健当局は、これまでに3万9258人が死亡したと発表し、住民の犠牲が増え続ける事態に非難の声がさらに高まりそうです。

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