ラオスで25日、開かれたASEANの外相会議では、軍と民主派勢力などとの戦闘が続くミャンマーや、フィリピンなどと中国が領有権を争う南シナ海の情勢が話し合われ、軍が実権を握るミャンマーからも外務次官が参加しました。

27日に発表された共同声明によりますと、ミャンマー情勢については「紛争の激化と人道状況に深い懸念を表明する」とした上で、「市民や公共施設に対する暴力行為を強く非難し、即時停止を求める」としています。

その上でASEANで合意している暴力の即時停止などの5項目を履行する必要性を強調していますが、今回も戦闘の停止に向けた具体策を打ち出すには至りませんでした。

また、南シナ海については当初、フィリピン側が中国の威圧的な行動にさらされている現状について、より具体的に共同声明に盛り込むよう求めていましたが、「一部の外相から人の安全を危険にさらす行為などに懸念が表明された」という表現にとどまりました。

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