パキスタンにある日本大使館によりますと、パキスタン北部の標高8611メートルのK2で、27日、30代と40代の日本人男性2人が滑落しました。

ヘリコプターによる捜索が27日行われ、2人の姿は確認できたものの、けがなどの詳しい状況は分かっていないということです。

現地メディアは、滑落したのはいずれも日本人の登山家だと伝えていて、現地当局が救助に向けた準備を進めています。

これについて、登山用品の販売を展開している「石井スポーツ」は、コメントを発表し、滑落したのは、会社に所属する山岳カメラマン・クライマーの平出和也さんと、中島健郎さんで、日本時間の27日午前11時半に、7000メートル地点から滑落したという連絡が入ったと明らかにしました。

2人の安否は不明だということで、標高と斜面の角度の関係でヘリコプターが着陸できないため地上からの救出を試みているとしています。

パキスタン北部では、6月、標高7000メートル余りの山で日本人男性2人が遭難し、このうち1人が遺体で見つかったのに続いて、7月も、日本人の男性1人が滑落して死亡しています。

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