国営の中国中央テレビによりますと、内陸部の湖南省で28日、大雨の影響で山間部で土砂崩れが起き、建物1棟が押し流されました。

当局が救助活動を行いましたが、15人が死亡し、6人がけがをしたということです。

また、湖南省の別の場所では川の堤防がおよそ80メートルにわたって決壊し、国営の新華社通信は29日朝までに近くに住む3800人余りが避難したと伝えています。

これまでのところけが人などはいないということですが、上空から撮影した映像では住宅の周りなど、広い範囲が浸水している様子が確認できます。

中国では、7月に入って大雨の影響で内陸部の陝西省にある高速道路の橋の一部が崩落し、これまでに15人の死亡が確認されているほか、四川省でも土砂災害による死者が出るなど、大雨の被害が各地で相次いでいて、習近平指導部は人命の安全を最優先に大雨による被害を抑える取り組みを徹底するよう指示を出していました。

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