【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザの保健当局は29日、イスラエル軍の長期間の攻撃で衛生環境が極度に悪化し、ガザでポリオ(小児まひ)の流行が起きていると発表した。ガザでは飲料水が不足し、30万トンを超える廃棄物が放置されているほか、避難を強いられた多くの住民が密集して生活していることなどから、感染症が流行しやすい状況が続いている。  ポリオは口から入るウイルスが神経を侵し、手足などがまひする病気。5歳未満の乳幼児がかかることが多い。世界保健機関(WHO)は16日、南部ハンユニスと中部デールバラハで6月に採取された下水のサンプルからポリオウイルスが検出されたと発表していた。


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