インドのジャイシャンカル外相は29日、日米豪印の枠組み、クアッドの外相会合に出席したあと、都内で会見しました。

この中でロシアによるウクライナ侵攻をめぐり、「国家間の問題は武力行使では解決できない。戦場に解決策はないというのがわれわれの立場だ」と述べ、対話の重要性を訴えました。

そのうえで、「ロシア、ウクライナ両国と接点を持つ国は多くなく、われわれはより積極的になるべきだ」と述べ、事態の打開に向けて双方への働きかけを強化する姿勢を示しました。

インドは、ロシアの伝統的な友好国でモディ首相は7月上旬、ロシアを訪れてプーチン大統領と会談しています。

一方でインドの複数のメディアは先週、モディ首相が8月にウクライナへの訪問を検討していると報じましたが、これについてジャイシャンカル外相は確認を避けました。

このほか、日本とインドとの関係について中国を引き合いに「AIや無人機といった繊細な技術には信頼できるパートナーと連携することが重要だ」と述べ日本からの投資や協力を呼びかけました。

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