アメリカとロシア、それぞれの大統領が立ち会う中、喜びの再会が実現した。

大規模な身柄交換で釈放されたアメリカ人記者らが1日、首都ワシントン郊外の空港に到着し、家族とともにバイデン大統領やハリス副大統領らが出迎えた。

1日夜、ワシントン郊外の空港に到着したのは、身柄交換で釈放されたウォールストリート・ジャーナルのゲルシコビッチ記者ら3人。

1人ずつタラップを降りると、出迎えたバイデン大統領、そしてハリス副大統領と握手を交わしたほか、家族と抱擁する姿がみられた。

アメリカ政府系メディアの女性記者のクルマシェワ氏を、2人の娘や夫が出迎えた。

娘の1人は、翌日に13歳の誕生日を迎えるため、バイデン大統領が「誕生日おめでとう」と声をかけると、泣きながら母親のクルマシェワ氏に駆け寄り、再会を喜び合った。

バイデン大統領は記者団の問いかけに、「素晴らしい気分だ。長い時間がかかった。絶対に成し遂げられると確信していた」と、笑顔で答えた。

今回の身柄交換は1日、トルコ政府が仲介して首都アンカラで行われ、アメリカとロシアなど7カ国に収監されるなどしていた合わせて26人が対象となった。

欧米メディアは「冷戦終結以来、最大の身柄交換」としている。

一方、ロシアのプーチン大統領も、自らモスクワの空港で帰国者らを出迎え、一人一人と抱擁を交わした。

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