ハマスのハニーヤ最高幹部が7月31日、訪問先のイランで殺害されたことを受けて、イランはイスラエルによる攻撃だとして報復を行う構えです。

こうしたなか、ネタニヤフ首相は4日の閣議で「われわれは防衛と攻撃の両面であらゆる事態に備えている。イスラエルに対するどのような攻撃にも重い代償を科す」と述べて、イラン側を改めてけん制しました。

4日にはガラント国防相も軍の幹部と会議を開いたほか、地元メディアのハーレツは5日には、アメリカ中央軍の司令官がイスラエルを訪問して、報復攻撃への対応を協議する見込みだと伝えるなど、イスラエル側も防衛態勢の強化を進めているとみられ、緊迫した状況となっています。

また、イランの支援を受けるレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラもイスラエル軍の空爆で幹部が殺害されていて、報復攻撃を行う方針です。

こうしたなか、ガザ地区ではイスラエルとハマスの戦闘が続き、中東の衛星テレビ局アルジャジーラは4日、イスラエル軍によるガザ市にある学校への空爆で少なくとも30人が死亡したと伝えています。

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