演説するイスラエルのネタニヤフ首相(4日、エルサレム)=ロイター

【エルサレム=共同】イスラエルのネタニヤフ首相は4日の閣議で、イランなどによる対イスラエル報復攻撃が迫っているとの見方について「われわれを攻撃すれば高い代償を払わせる」と警告し、反撃を辞さない構えを鮮明にした。地元メディアが伝えた。

ネタニヤフ氏はイスラエルが既にイランや親イラン勢力との「多面的な戦争」状態にあると指摘。「防衛面も攻撃面も全てのシナリオへの準備はできている」と述べた。

パレスチナ自治区ガザでの戦闘を背景に、イスラム組織ハマスのハニヤ最高指導者がイランの首都テヘランで7月31日に暗殺されたことを受け、イランなどはイスラエルへの報復を宣言した。

一方イスラエル軍は4日、ガザ市で学校2カ所を攻撃し、パレスチナ側のメディアによると市民ら30人が死亡した。中東のテレビ局アルジャジーラによると、同日の攻撃でガザ地区全体では50人以上が死亡した。

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