ハマスのハニーヤ最高幹部が先月31日、訪問先のイランで殺害されたことやイランの支援を受けるレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの幹部が殺害されたことを受けてイラン側はイスラエルへの報復攻撃を行う構えです。

アメリカのニュースサイトアクシオスは、複数の情報筋の話として、ブリンケン国務長官が4日、G7の外相に対し、イランとヒズボラによる報復攻撃について攻撃開始の正確なタイミングが分からないものの早ければ24時間から48時間以内に始まる可能性があると伝えたと報じました。

同時にブリンケン長官は最大限の抑制を促すためG7各国がイランとヒズボラに加え、イスラエルに対して外交的な圧力をかけるよう要請したということです。

一方、緊張緩和を目指した動きも出ていて、ヨルダンのサファディ外相は、4日、イランを訪問してペゼシュキアン大統領やバゲリ外相代行と会談し、中東で緊張が高まっていることについて意見を交わしたということです。

サファディ外相はSNSの投稿で「この地域が安全、平和、そして安定のもとで暮らせることを望んでいる」と語ったということです。

中東情勢がさらに悪化することが懸念されるなか関係国の間で緊張緩和を目指した動きが続いています。

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