マリでは先月下旬、政府軍とそれを支援するロシアのよう兵部隊が、反政府勢力の攻撃を受け、数日間にわたって激しい戦闘となりました。
反政府勢力側は、この戦闘でロシアのよう兵80人以上を殺害したと主張していて、ロイター通信はロシアのよう兵部隊が2年前に支援を始めて以降、最大の損害だと伝えています。
これについてマリ政府は4日、ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナがマリで反政府勢力の攻撃を支援したとして、外交関係を断絶すると発表しました。
これに先立って、ウクライナ軍の情報機関の報道官が「マリの反政府勢力は、ロシアのよう兵部隊に対する攻撃に必要な情報を得ていた」と発言していて、マリ政府が反発を強めていました。
アフリカでは、ロシアがマリやスーダンなどクーデターや内戦で混乱する国々によう兵部隊を派遣するなどして影響力を強めています。
これに対してウクライナ側も、去年、スーダンでロシアの支援を受ける準軍事組織への攻撃に加わったと伝えられるなど、ロシアとウクライナの対立がアフリカにも広がる事態となっています。
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