国連はガザ地区で人道支援を担っているUNRWAの現地職員19人について、ハマスによるイスラエルへの攻撃に関与していたというイスラエル当局からの申し立てをうけて、独自に調査を行ってきました。

国連は5日、このうちの9人について「攻撃に関与した可能性がある」として、雇用を打ち切るとする報告書をまとめたと明らかにしました。

報告書はグテーレス事務総長に提出されましたが、公表はしないとしているため、具体的な関与の内容については明らかにされていません。

また国連は職員の電子メールやUNRWAの車両の記録などを調べたとしていますが、イスラエル側から提供された情報のほとんどは、イスラエル側に保管されているため独自に検証することができなかったとしています。

会見した国連のハク副報道官は「攻撃への関与があれば信頼への重大な裏切りだ」としています。

同時に「UNRWAの多くの職員が避難所や食料の提供などで何十万という人々の命を守ってきたことも心に留めておくべきだ」とも述べ、ガザ地区でのUNRWAの活動の意義を強調しました。

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