6日、韓国南東部・陜川で開かれた原爆犠牲者を追悼する慰霊式(共同)

 【陜川共同】広島への米軍による原爆投下から79年となった6日、韓国人被爆者が多く暮らす韓国南東部・陜川で犠牲者を追悼する慰霊式が行われた。約300人が参列し、祖国を離れて惨禍に巻き込まれた人々の無念に思いをはせ、核兵器のない平和な世界の実現を願った。  広島と長崎では、植民地支配下の朝鮮半島から出稼ぎや徴用で日本に渡った人が被爆。韓国原爆被害者協会によると、計約4万人が死亡したと推計されるが、正確な規模は分かっていない。  同協会の鄭源述会長(80)は式典で、生存者も後遺症に長く苦しめられており「どれほど無慈悲で非人間的な兵器なのか」と述べ、核廃絶を訴えた。


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