香港歴史博物館に開設された「国家安全展覧庁」で、2019年の反政府デモに関する展示を見る人たち=7日、香港(共同)
【香港共同】香港中心部にある香港歴史博物館に、国家安全をテーマにした常設の展示施設が7日オープンした。2019年の反政府デモは「暴徒による破壊活動」との認識を広め、外国勢力による介入への市民の警戒心を強める狙いがある。中国の発展ぶりや近現代史も取り扱っており、中国人としての愛国心を高めたい考えだ。 施設の名称は「国家安全展覧庁」で、広さは約1100平方メートル。中国当局主導で20年に導入された香港国家安全維持法(国安法)や、スパイ活動や国家への反逆の防止などを目的とする国家安全条例(今年3月施行)についての説明がある。中国の宇宙開発の進展や列強の中国侵略などについての展示もある。
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