愛媛・松山と韓国・ソウルを結ぶ国際定期便は去年デイリー運航になり搭乗率は好調。この状況を追い風に、6月から期間限定で1日1往復から2往復に増便されることが11日に県から発表されました。

中村知事:
「デイリー化後の平均搭乗率は9割を超え、直近の3月には95%の搭乗率を記録するなど、日本の地方路線の中でもトップクラス」

チェジュ航空が運航する松山空港と韓国・ソウルを結ぶ定期便は、去年10月に松山空港の国際線で初めてデイリー化され、毎日1往復を運航。搭乗率の平均は9割を超えるなど好調です。

この状況を追い風にチェジュ航空は期間限定での増便を決定。中村知事が詳細を発表しました。

増便されるのは日曜と月曜を除く週5日。現在の午後ダイヤに加え午前中も1往復追加し1日2往復になります。期間は6月1日から10月26日までの5カ月間限定です。

このソウル便の増便の背景にあるのが韓国人インバウンドの訪日ブーム。9割台の搭乗率のうち7割がインバウンド、3割がアウトバウンドです。

理由は円安でリーズナブルに旅行に訪れやすいだけではないと見られています。中村知事は「大都市は何回も行っているので、どこかローカルでいい旅先はないか。そこで、温泉やゴルフなど東・中・南予でバラエティに富んだ観光コンテンツをもつ愛媛に注目が集まっているのではないか」と分析しています。県によりますと10月以降も増便が維持されるかは今後の搭乗率がカギになります。

県によりますと、この増便により約9億5000万円の経済波及効果を見込んでいます。

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