トランプ前米大統領(ロイター=共同)
【ワシントン共同】米大統領選の共和党候補トランプ前大統領の陣営は10日、内部通信の一部がハッキングされたと明らかにした。ニュースサイト、ポリティコが報じた。陣営は、イラン政府の関連組織がサイバー空間で情報工作を活発化させているとしたマイクロソフト社の報告書に触れ、ハッキングは「米国に敵対的な外国勢力」によるものだと非難した。 2016年大統領選では、トランプ氏の対立候補だった民主党候補クリントン陣営のメールがハッキングによって流出し、ウィキリークスに暴露されて選挙活動に打撃を与えた。米情報機関は、当時のメール流出はサイバー攻撃を仕掛けたロシアの仕業だと断定した。 マイクロソフトが今月9日に公表した報告書によると、イランのハッカーが今年6月、ある米大統領選候補の陣営幹部のアカウントに侵入した。陣営は「トランプ氏が副大統領候補を選出した時期と近い」と指摘した。 ポリティコには7月22日から「ロバート」と名乗る人物からのメールが届き始め、トランプ陣営の内部のやりとりと思われる内容があった。
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