国軍が実権を握るミャンマーで拘束され、有罪判決を受けたイオングループの日本人駐在員が12日夜、解放されたことが分かりました。

イオングループの現地法人に勤務する笠松洋さん(53)は2024年6月、軍が定めた価格よりも高くコメを販売したとして拘束され、日本時間の12日午後、最大都市ヤンゴンの裁判所で禁錮1年などの有罪判決を言い渡されました。

外交筋によりますと、笠松さんは12日夜解放され、近く日本に帰国する見通しです。

ミャンマーでは2021年のクーデター以降、経済が混乱し、軍が食料や日用品の価格統制を強化していますが、日本の企業関係者がビジネスを理由に有罪となったのは初めてで、ミャンマーでの事業リスクが浮き彫りとなった形です。

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