15日、ロシア・エカテリンブルクの裁判所に出廷したクセーニャ・カレリナさん=ロイター

【モスクワ=共同】ロシア中部エカテリンブルクの裁判所は15日、ウクライナ軍に送金したとして国家反逆罪に問われていたロシアと米国の国籍を持つクセーニャ・カレリナさんに懲役12年と罰金30万ルーブル(約50万円)の有罪判決を言い渡した。弁護士によると、カレリナさんは約50ドル(約7400円)を1回寄付していた。ロシア通信などが報じた。

ロイター通信によると、軍ではなく、子どもや高齢者の人道支援を手がける慈善団体に寄付していた。

カレリナさんの弁護士は上訴する方針を明らかにし、米国で服役中のロシア人との身柄交換に向けて努めていくという。

カレリナさんは米ロサンゼルス在住。ロシア連邦保安局(FSB)によると、ウクライナ軍が弾薬や負傷時の応急処置製品などを購入するための資金を送金していた。

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