靖国神社でまた落書きが見つかりました。

石柱に黒い塗料のようなもので「軍国主義」「死ね」などと書かれていて、参拝客からは怒りの声が聞かれました。

19日午前4時前、千代田区の靖国神社で、入り口近くの社号標と呼ばれる「靖国神社」と記された石柱に「落書きがされている」と神社の職員から110番通報がありました。

警視庁によりますと、落書きは黒い塗料のようなもので書かれていました。

文字は漢字で「トイレ」「くそ」「軍国主義」「死ね」と書かれています。

岐阜から靖国神社を参拝しに来た男性は「戦争で亡くなった我々の先祖や御霊がまつられている神社に落書きをするとは許せない」と怒りをあらわにしました。

また、男性は、規制線で通れなかったため「どうしても参拝したいので別の入り口に回る」と話していました。

通勤で毎日、靖国神社の前を通るという男性も、落書きについて「屈辱的」と話し、「神聖な場所でこのような事をするのは許せない」と憤りをあらわにしました。

神社で警察が鑑識作業を行うという「異様」な光景に、道行く人は写真を撮るなどしていました。

靖国神社を巡っては、今年5月、同じ場所の石柱部分に赤いスプレーでアルファベットで「トイレ」と落書きされた事件があり、犯行の手助けをしたとして中国人の男1人が逮捕・起訴されているほか、警視庁公安部は、中国に出国した実行犯の中国人2人の逮捕状を取り、指名手配していました。

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